中村 恒教授

リスク管理・保険、金融契約論、資産価格論、金融システム論

プロフィール

2005年にシカゴ大学経済学部で経済学博士号を取得し、東京大学大学院経済学研究科での常勤講師を経て、2011年より現職にある。なお、1994年から2001年まで日本銀行に総合職として勤務した。最近の研究上の関心は、非対称情報の下での企業・金融機関のリスク管理と価値評価にある。より具体的には、企業が自らの企業情報に関し外部投資家に比べ様々な私的情報を有するという現実的な状況において、金融派生商品市場や証券化の急速な発展のなかで企業や金融機関がどのようにリスクを管理し、金融資産がどのように価値評価されるのかについて、理論・数値分析を行い、そして金融システム安定政策への含意を導く。
 
研究室訪問(HQマガジン 2012年夏号vol.35 掲載)