受講生の声

インタビューに答える太田さん

太田 真理子さん
(2020年度入学)

行政と民間が一体となって観光分野を推進する上で
一橋MBAでの共同作業は大きな糧になる

一橋には、経営学初心者でも基礎から学べる環境がある

現在私は公務員として働いており、その中で観光分野の重要性が増していると感じています。この分野は、行政と民間が一体となって取り組む必要がありますが、特に外国人旅行者のニーズをつかみ、そのニーズを踏まえた戦略については、お互いの立場を超えた多角的視点から考察することが欠かせないと考えています。そして策定にあたっては、経営学の知見が役立つだろうと判断しました。そこで私は、MBAでマーケティングや経営戦略といった手法を学ぼうと思いました。

一橋MBAを選んだポイントは二つあります。私自身は外国語学部出身で、経営学は学んだ経験がありません。様々な学部出身者が集まる一橋MBAは、経営学未修者でも基礎から学べる環境があったこと。また、少人数でのワークショップなど対話に重点を置いているので、一つのテーマについて自分とは異なる視点からも考察できること。これら二つのポイントを満たしているのは、私が調べたかぎりでは一橋MBAだけでした。

バックグラウンドが異なる学生との議論は仕事で必ず活かせる

経営学の知識がない私にとって、授業はまず、専門用語を理解することからのスタートでした。でも、先生方は「経営学を学ぶのが初めてなら、こういう本を読むといいですよ」とアドバイスしてくれます。自分でしっかり調べた上で周囲に質問すれば、学生の誰かが必ず回答をくれることも、とてもありがたいですね。

また、マーケティングという学問が単なる市場分析ではなく、「どういう人たちをターゲットにし、どうアピールすべきか?」ということも含めて考える学問であるとわかり、新鮮に感じました。具体的な手法について、考え方やバックグラウンドが異なる学生の皆さんと意見交換し、共同作業を進める中で、物事を複合的に見る習慣が身についたと思います。

何より、お互いの意見をすり合わせながら議論を方向づけていくという経験は、仕事に戻ってから確実に活かせると確信しています。一橋MBAで得た知見や経験を行政に活かしていきたいと考えています。


太田真理子さんのバストアップ写真

(2021年2月掲載)