将来的に経営戦略の策定に携わるためには体系的に学び直す必要がある
私は地方銀行にて融資担当の営業を担い、入社8年目、ある程度営業の経験を積んできたところで、将来的に経営戦略の策定に携わりたいと考え、社内公募制度を利用して、このMBA経営分析プログラムに参加しました。私は営業の業務を通じて、お客様の多様な事業モデルに触れ、多くの経営者と面談することでさまざまな事業形態や経営戦略、マネジメントの手法を知ることができました。一方で、面談を重ねるほどに、経営に関する基本的な知識や思考手段が不足していると感じ、体系的に学び直すためにMBA取得を決意しました。
実際、カリキュラムが始まってみると、実社会の中で経験したことも多くあり、理論や考え方を学ぶことで、なぜそのような現象が起きてしまったのかといった分析にもつながっています。先生方も分からない点や興味があることを質問すると丁寧に回答してくださるため、都度、疑問を解消することができました。授業中はもちろん、授業後やメールでの質問にも親身に対応してくださり、ありがたいです。このプログラムでは、社会人経験の有無に関わらず、多様なバックグラウンドや新卒の学生もおり、グループワークなどを通じて新たな視点や知識を得られることが多くあります。また、学生同士での自主勉強会や公的施設の見学など、講義以外でも繋がりが持てたことはとても良い経験になりました。
修了後は勤務先に戻り、事業の多角化戦略や人事戦略を策定する業務に携わりたいと考えています。MBAで修得した知識や思考力を基に収益のみならずグループ全体の企業価値を向上させるような提案を行いたいです。また、MBAの経験を周囲へ伝え、還元していくことも考えています。
経営学の知識を得るだけであれば独学でもできますが、多くの方々と一緒に学ぶことがMBAの良いところです。学んだ知識を講義や課題にてアウトプットし合い、互いに研鑽し合えることができるこの環境は非常に恵まれており、また学習に適していると思います。特に企画業務の経験がない私にとっては、模擬的ではあるものの、経営者視点で考えることができることはとても有意義であると感じています。もし、MBAについて興味をお持ちであれば強くお勧めします。
(2023年3月掲載)